帆船 日本丸

船員を養成するための練習帆船

日本丸は、1930年に建造された、船員を養成するための練習帆船です。1984年に引退するまで、11,500名もの実習生を育てました。帆を広げた美しい姿は、太平洋の白鳥と形容されました。引退直後から横浜市に寄贈され、一般公開されています。

日本丸外観


日本丸の木甲板には、厚さ65mmのチーク材が使われています。中央右側に見えるキセルのような形をしたものは、キセル型通風孔です。外気を有効に取り入れるため、風向きにあわせて筒の部分を回します。

木甲板とキセル型通風孔。


正面にあるのは、重さ約2.4トンの錨です。錨には、長さ約25メートル、重さ約1.5トンの錨鎖が10節(250メートル)ついています。鎖の総計のほうが重い?

錨。


船橋の操舵室。


救命艇の定員は40名で、中には一人当たり9食分の食糧と、3リットルの水、医薬品、釣り道具などが入っています。日本丸には6艇の救命艇と、4艇の救命いかだがあり、ほかに2艇の救助艇があります。救助艇は、人が海に落ちたときにすぐ下ろせるように、船の外側に出ています。

救命艇


甲板の様子。


実習生の部屋。8人部屋で荷物置き場は、引き出し1つ分くらいしかない。


機関部員12名のリーダー、操機長の部屋。


機関室。600馬力のディーゼルエンジンが2基ある。


調理員室。定員は6名。各自に与えられるのは、ベッド、ロッカー、引き出しが1個。


診察室。診療時間は、8:30~10:00と、12:30~14:00。意外と短い。


船の台所では、10名程度の部員が百数十名分の食事を1日4回作ります。帆走中は船が大きく傾いたまま走るので、調理も大変だったそうです。

調理室。炊飯器、煮物用鍋はそれぞれ150人分。


船長公室。船長の執務室で、停泊中は来客の応接にも使われた。


船長専用浴室。入浴は週2回で、海水風呂。


通信長室。遭難などの重要な通信があると、警報が鳴る。


士官サロン。士官専用の食堂兼会議室。一番奥中央が船長の席。


士官サロンの天井にあるステンドグラス。


船医室。遠洋航海に出るときは、必ず船医が一人乗船した。


通信室。ファクシミリに天気図や新聞ニュースが送られてきた。


手動舵輪。帆走中は、この舵輪で舵を取る。通常は2名で行うが、海が荒れてきて舵が重くなると、後の舵も使って4名で行う。


日本丸の隣に、横浜みなと博物館があります。日本丸の入場券で入場できます。ここは横浜港をテーマにした博物館で、横浜港150年の歴史が展示されています。館内は撮影禁止なので、写真はありません。

横浜みなと博物館


展示の最後の方に、操船シミュレータがあります。大きなスクリーンに操舵室から見た横浜港の景色が映し出され、舵輪を操作してうまく目的地まで操船します。舵を切るとゆっくりと前景が傾くので、床が傾くような、本当に乗船しているような錯覚を起こします。

岸壁などにぶつかると、シミュレーションは終了。ゴールまでたどり着くと、航海達成認定証がもらえます。私も挑戦し、無事コンチネンタルホテル前の「ぷかり桟橋」に入港できました。結構面白いですね。

航海達成認定証


関連情報

住所神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
電話番号045-221-0280(帆船日本丸記念財団)
休館日月曜日
開館時間10:00~17:00(季節により、変動あり)
交通みなとみらい線みなとみらい駅または馬車道駅から徒歩5分
駐車場専用駐車場はない。
入場料高校生以上/600円、小中学生・65歳以上/300円

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